門柱などエクステリアとして活躍
発泡スチロールで門柱などのエクステリアを作成する。まるで嘘のような話ですがこれはれっきとした事実なんです。そもそも発泡スチロールなんかで作ったら風で飛んで行ってしまうのでは、と疑問を持たれる方も多いようですが、実際に発泡スチロールのみで作るわけではないので安心してください。むしろ発泡スチロールの軽さはアドバンテージであり、門柱などのエクステリアに用いる際は加工や設置がしやすいといったメリットが生まれます。
たとえばレンガで門柱を作ろうと思えば当然ながら重量がでるわけで作業にはそれなりの腕力が必要になってきます。対して発泡スチロールは98%が空気で出来ている素材。門柱になるような大きなものでも簡単に持ち上げることが可能です。極端な話、家の中で作成したのち外に運ぶこともできます。もちろん発泡スチロールのままでは軽さの問題や質感の安っぽさといった問題が出てくるので加工は必要になります。
加工の仕方については人によりけり。ヤスリやカッターで好きな形にしたのち、パテを何度か塗って発泡スチロール感を消す方もいれば、実際にレンガタイルを貼ってしまう方もいます。後者の方は中が発泡スチロールなだけなので、見た目的に安っぽくなることはまずありません。レンガタイルを貼り付けるのでそこそこの重量は出るものの、木材などで作るよりは軽いので運べないことはないでしょう。コンクリなどできちんと固定すれば簡単に破損する心配もなさそうです。
実際、作成して何年か使用しても大きな劣化は見られないようで、いかに優秀な素材かがよく分かります。門柱以外では堀を発泡スチロールで作成した、なんて例も。下地にブロックではなく発泡スチロールを使用することで、ブロックでは難しい加工をすることも可能。しかも特殊発泡スチロールを使っているので強度も高めで、塗装による直射日光を避ければ劣化も少ないのです。そこにアルミのフェンスなどを組み合わせれば立派な堀が完成。
他にも発泡スチロールを使って花壇を作成したり、木材と組み合わせることで簡易棚を作成したり、発泡スチロールはエクステリアの場でも大活躍しています。工夫次第で本当に様々なものに利用できるので、これを機にあなたもエクステリアに発泡スチロールを取り入れてみてはどうでしょうか。まずは身近なところで花壇などに利用してみるといいかもしれませんね。いつもとは違った素材を使うことで、エクステリアがいっそう楽しくなると思いますよ。