家具のDIYや転倒防止に活躍
発泡スチロールは家具のDIYや転倒防止にも活躍する優秀な素材です。家具のDIYとしては本棚などが有名でしょうか。流石に全てを発泡スチロールにするのは難しいものの、木の板と発泡スチロールのブロックを組み合わせることで理想のサイズの本棚を作り上げることが可能です。しかも発泡スチロールのブロックに木の板を乗せるだけなので非常に楽。もはやDIYと言えるのかもイマイチ分かりませんね。
また、レンガ風の壁を作るのも発泡スチロールのDIYとして有名。発泡スチロールが熱で溶けるのを利用し、レンガ風の模様を作成したのちパテやペンキなどを使って色をつけていきます。それだけで雰囲気のあるレンガタイル風の壁が完成。後はそれを壁に貼り付けていくだけです。実際のレンガと違って重さがほとんど無いので女性の方でも簡単に加工することができますよ。
ただ、はんだごてなどの道具を使うので火傷には注意しましょう。他にも負荷があまりかからない雑誌ラックを作成したり、簡単なオブジェを作成したり。時には素材にせず家具のDIYをする際にネジの簡易受け台として使うことも。発泡スチロールは簡単に物が刺さるので受け台として使うことでネジや道具の紛失を防ぐことができるのです。
また、発泡スチロールは家具の転倒防止にも大活躍。日本は地震国であり、関東などの地域はいつ大きな地震がきてもおかしくないと言われています。地震での不詳の多くは家具の転倒からきており、家具の転倒防止は必須。ただ、L型金具やベルトなどは壁に穴をあけなくてはいけませんし、ストッパーなどは家具を持ち上げなくてはなりません。対して発泡スチロールの固定は非常に楽なもので、家具と天井の隙間に適切な大きさにカットした発泡スチロールブロックを挟むだけ。ねじ止めなどは必要なく、発泡スチロールブロックが家具と天井を面で支えてくれるため強度もかなりのものです。
発泡スチロールブロックはホームセンターなどで簡単に購入できるので今日にでも固定することができます。ただし、この方法は天井がコンクリートなどの丈夫な素材でなくては使えません。壁に穴を開けなくてもよいなどのメリットをもつ反面、弱点もあることは理解しておきましょう。ちなみに、発泡スチロールで転倒防止をしたからと言って地震対策が完璧なわけではありませんよ。加えて開き戸の家具にはストッパーをつけておいたり、ガラス扉なら飛散防止フィルムを貼るなどの対策が必要になります。